退院後
夫は一番始めに社長に直接
連絡を入れて
ALSであること
まだしばらくは仕事が出来ること
出来ることがある間は会社に置いて欲しい という希望を伝えると
社長は一瞬絶句して
それから
「病気は大変だと思うが
いつまでも会社にはいて欲しい」
と言って下さいました
夫は365日仕事最優先で生きてきたので
それが社長には伝わっていたのだと
思います
手が動く間はギリギリまで
板場に立ち
包丁が握れなくなるまで
現場仕事をしていました
手に限界が来てからは
在宅ワークに切り替えて
現場のアドバイザーや
業者さんとの橋渡しをしていました
寝たきりになった今も在籍していて
時々アドバイスをしたり
提案をしています
夫が在籍していることに
不満や文句を言う人がいないのも
それまでの夫が積み上げた信頼
なのだろうと思いました
当時 まだ仕事をさせてもらえたのは
だいぶ励みになりましたが
動かしにくくなっていた腕が
だんだん動かなくなり
そうすると腕は
肩からぶら下がっているだけの存在に
なってきて
肩に負荷が掛かり
メンタル的にもけっこうなストレスになってきました
ストレスを何とかしないと
思った時
電車の中でアームホルダーをしている人を見かけて
「あれがあるとラクかも」と思い
ネットで探して購入
これはかなり良かったみたいで
左肩の負担が減って
夫は仕事寿命を伸ばすことが出来ました
この時
身体の不自由をサポートするグッズは
探せば見つかると学習して
夫が動かなくなってきたという部位に使える
ホルダーやサポーターを探して
我が家には
腕 膝 足 手指 肩 首
のホルダーやサポーターが
今もあります
これらで固定することで
けっこう機能のサポートになりました
諦めない姿勢と
探す姿勢
大事です(`・ω・´)b